マレーシアに出張しました

2007年11月2日(金)~4日(日)。
マレーシア・ペタリンジャヤ市のサンウェイピラミッドショッピングセンターで
行われた「ロードセーフティプログラム」で、交通安全イベントを実施しました。

モビリタにとって、初めての海外出張となった、
ペタリンジャヤ市サンウェイピラミッドショッピングセンターは、
クアラルンプールから南西に約20kmのところにある
とてもスケールの大きなショッピングセンターです。
ホテルや様々なアミューズメント施設まで隣接している敷地は、
かつてスズを採掘してできた巨大な穴の跡地を利用したもので、
穴の深さは地下10階以上もありました。
今回、モビリタが出張した「ロードセーフティプログラム」は、
マレーシアのトヨタと運輸省交通安全局、教育省が連携して、子どもや若い人に交通安全を呼びかける活動です。
昨年スタートして、2年目を迎えた今年は、全国6ヶ所でPRイベントを行い、
マレーシア全国の小学生から交通安全クイズの答えと自分で考えたスローガンを募集。
全土からおよそ40,000件の応募があり、その中から選ばれた60名が、今回、会場となったショッピングセンターに集まって、
交通安全の標語を使ったストーリーづくりや交通安全をテーマにしたイラストなどで総合得点を競う最終コンテストを行いました。
モビリタが協力して行ったプログラムは次の通りです。
○トヨタ ドライバーコミュニケーション同乗体験
○飲酒ゴーグルを使用した飲酒疑似体験
○インスタントシニア体験
○運転席からの視界の確認
○チャイルドシートの正しい取り付け方

さすが、常夏の国ですね。11月なのに気温は30~33℃。湿度は80%ほど。
2日目には、強烈なスコールに見舞われ、びっくりしましたが、現地の人によると「普通」とのことでした。
そうした中で行われた同乗体験では、助手席に通訳さん、リヤシートに参加者2名が同乗。
3日間で約250人の皆さんに、運転姿勢とシートベルトの大切さ、ABSとVSCの効果を体験していただきました。
たくさんの参加者から「Good experience!(いい体験!)」とのコメントをいただいたり、
体験後、すぐにインストラクターやスタッフに駆け寄り、握手を求める姿が多く見られたり。
言葉は違っても、やっぱり思いは伝わるものですね。うれしくなる瞬間がたくさんありました。

飲酒ゴーグルを使った飲酒疑似体験や視界の確認など、実際に体験していただくイベントは、
やはりポイントが届きやすいようで、参加者の表情を見ていると、驚いたり、笑顔になったり。
言葉の違いを除けば、日本で行っているときと同じような反応が返ってきます。
今回のモビリタが行ったプログラムは、マレーシアの皆さんにとって、とても新鮮なものだったようです。

今回、マレーシアの交通安全活動に参加して、お互いを知りいっしょにがんばっていくことが大切なんだなと思いました。
交通安全を願う心は共通です。幸いモビリタには、交通安全について豊富な蓄積があります。
その国、その地域の実情に合わせて、モビリタの経験や知識を役立ててもらうにはどうしていくべきか。
また、モビリタが海外で見たり、聞いたり、感じたりしたことを、日本で日々役立てていくにはどうしていくべきか。
そう考えるうち、成長するチャンスなんて、いくらでもあるんだなと気がつきました。なんだか運転に似てますね。
今回の初海外出張は、モビリタにとっても、良い刺激になったように思います。
今年、モビリタは、この後、中国とタイへ出張する予定です。来年以降も海外で活動する予定があります。
交通安全の輪を広げるために、いろんな国の人といっしょにがんばっていこうと思います。
旅行で行く海外も楽しいですが、仕事で海外に行くと、また別の意味で楽しいものですね。
それでは、みなさん、安全運転でいきましょう。

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