2007年9月22日(土)。モビリタは、愛知県豊田市の豊田スタジアムに出張。「産業フェスタ2007」に参加して、交通安全イベントを行いました。
トヨタ自動車(株)の本社のすぐ近くにある豊田スタジアムで開催された「産業フェスタ2007」は、豊田市の産業振興や地域の交流を図るお祭り。たくさんの出展やフリーマーケットで賑わうなか、モビリタは、インストラクターの運転するクルマに同乗してシートベルトの効果などを体験していただく、同乗体験を行いました。
同乗体験では、およそ20km/hからの急ブレーキでシートベルトの効果を体験していただきました。最初は、普通にシートベルトを締めた状態。次に、シートベルトを緩め、グリップなどにつかまって身体を支えた状態で、急ブレーキのショックを体験していただきました。
参加者の皆さんは、つかまって身体を支えていれば大丈夫。と思っていたようですが、その瞬間、予想以上の減速ショックに身体が前につんのめって、シートベルトの必要性を再認識されていたようです。皆さんもクルマに乗ったら後席でもシートベルトをしましょうね。
今回も、クマのぬいぐるみを用意して、ご希望の方に、抱っこして同乗体験をしていただきました。ぬいぐるみの体重は約10kg。急ブレーキの瞬間、ぬいぐるみを守りきれず、ダッシュボードや前席のシートバックにゴツン!
体験された若いママさんは「正直、近くだと抱っこしたまま乗っちゃうんですよ。でも怖いですねぇ。事故ったら、たぶん、ダメなんですよね。」と感想を聞かせてくれました。
仮に50km/hでコンクリートの壁などに正面衝突した場合、抱っこした子どもにかかる荷重は体重の30倍!体重10kgの子どもが300kgにもなります。母がどんなに強くても、絶対に守りきれませんから、皆さん、“抱っこ乗り”は、やめましょうね。
イベントの当日は、もう9月の下旬だというのに、真夏に戻ったような暑さ。それでも、大勢の皆さんが同乗体験やアトラクションに参加してくれました。
今回、特に目立ったのが、家族連れの皆さん。一家全員が2台に分乗してシートベルトの効果を体験し、子どもに「ほら。だからシートベルトしないとあぶないんだぞ。」と言い聞かせるシーンもありました。シートベルトしてくれるようになるとうれしいですね。
さて、これからの行楽シーズン、ドライブを楽しむ方も多いかと思います。予定にも気持ちにもゆとりを持って、クルマに乗ったら全席でシートベルトをして、秋の行楽をお楽しみください。
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