安全運転のお手本になってください。

2005年11月22日、高齢者の方を対象にした、御殿場市の高齢ドライバー向け安全運転講習会が開催されました。
当日はお天気にも恵まれた中、24名の方が参加。ふだんモビリタで行われている講習を元に高齢者の方のために考えられたプログラムを体験していただきました。

まずはオリエンテーションです。
1.基本の見直し(認知・判断・操作)
2.自己を再認識
3.すべてに優しい運転の意識
身体能力に、年齢は関係ありません。しかし動体視力や順応性は確実に落ちてくるもの。だからこそ基本の見直しが大事なのです。同様にまわりに対する意識も見直しが必要です。「最近の若い者の運転ときたら..」と思うこともありますよね。もちろん迷惑運転は正すべきですが、まずは先輩として安全運転の見本になることから始めましょう、こうした今回の講習の目的の話から、一日は始まりました。
最初の講習はタイヤ、ブレーキ、水、オイルなどの始業点検と視界の確認のお話です。「魔の三角関係」に代表されるように停止時でも危険がいっぱいなことにみなさん、改めて驚かれていたようです。(「魔の三角関係」って何?と思われた方、今すぐ「安全のススメ/Vol.3見えてるつもりで走ってませんか? 」をチェック!)
いよいよコースへ。慣熟走行、そして35度バンクでの運転姿勢の確認へ。運転姿勢の大切さと共に、ドアの開閉を体験。高齢者の方ということもあり、インストラクターが1台1台丁寧に解説しながら、緊急時のドア開閉の重さを感じていただきました。

そして緊急ブレーキ。
60kmからの緊急ブレーキは、たとえ安全なモビリタのコースとはいえ緊張するもののようです。ブレーキングを行うパイロンの手前で減速される方もいらっしゃいました。
参加者の中には、「今回はパイロンが置いてあって、せーので踏めるけどふだん漠然と運転している中で、あんな風にブレーキを踏めるかが心配。」という声もありました。でも今日やってみて緊急ブレーキを踏むとどうなるかを体で知った方もいらっしゃると思います。現に、「こういう経験は重要だと思う。単に免許更新しているだけでなく、こういうのに参加するとひきしまる。」「ぜひ若い人にも体験して欲しい。」という声も。まずはその体験こそが事故を防ぐために大事な一歩になったのかもしれません。

総合走行では、みなさん慣れてきた様子。
でも、運転している人はいかにまわりを見られるか、優しい運転意識を確認する大事な時間なのです。もちろん運転していない人にとってもやることはいっぱい。「歩行者での立場でも勉強です。」乗り換え時の神野さんの言葉が印象的でした。
コースでの体験が終わった後のディスカッションでは、事故の実態などを元にした話と意見交換が行われ、参加者の方からはふだんの運転で疑問に感じてらっしゃることなどの質問など積極的に出ていました。
時間にして半日の講習でしたが、今回の講習は有意義に感じていただけたようです。神野チーフインストラクターも最後にこんなことを言われていました。「講習の最初に『交通社会での先生になって欲しい』と。今日でみなさん方が先生になれたんですよ。」と言われていました。家族や特にお孫さんの安全運転は、高齢者の方がお手本を示すところから始まるのかもしれませんね。
今後の安全運転にぜひこのモビリタでの体験が役立つことを私たちも強く願っています。


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