平日のモビリタ「企業・団体1日コース」

2008年7月18日(金)。モビリタが行っている企業・団体1日コースに
静岡トヨペット(株)が参加しました。
今回のモビリタ便りでは、モビリタが行っている、企業・団体1日コースについて
紹介させていただきます。

企業・団体1日コースは、業務や通勤で日常的にクルマを使っている皆さんを対象に行っている安全運転プログラムで、主な内容は、次の通りです。
・始業点検
・視界の確認
・慣熟走行
・運転姿勢の確認
・高速フルブレーキング
・緊急危険回避
・低ミュー路ブレーキング
・飲酒運転疑似体験
・総合走行
今回、企業・団体1日コースに参加した静岡トヨペット(株)は、静岡県全域をカバーするトヨタ車の販売会社で、社員数は721名。
モビリタがスタートした2005年から、新入社員研修の一環として、モビリタの安全運転プログラムに参加しています。
今回の参加について
静岡トヨペット(株)人事部付部長の山田優さんに伺いました。

◎今回、参加した皆さんは、新入社員の皆さんですか?
「今回は、昨年入社した社員のうち、14名が参加しました。
営業とサービス、両方のスタッフが来ています。
日程の関係で、新入社員研修とは、ちょっと時期がズレましたけど。」
◎参加した皆さんに、どんなことを期待していますか?
「ふつうの道では体験できない、いろんなことを体験してほしいです。
仕事柄、クルマの知識は豊富ですが、
特に、ABSやVSCなど、体験の部分が少ないので、
安全について、自分の言葉で伝えられるようになってほしいです。
それと、そうですね。やはりクルマを生業にしていますから、無事故はもちろん、
お客様が大切にしているクルマを本当に大切に扱えるようになってほしいと思います。」
◎モビリタのプログラムは役立っていますか?
「まず、安全の意識が高まるのというのはあります。
たとえば、車間距離、一時停止など、口で注意するより、やはり自分で体験するのがいちばんですから。
それと、職業的な部分にも役立ちますし、今日の彼らも、いろんな体験ができて、うれしいと思いますよ。」
静岡トヨペット(株)では、トヨタが全国の販売店スタッフに向けて行っている、さまざまな研修会に加えて、
モビリタや系列の自動車学校で独自に研修を行うなど、交通安全教育に大変力を入れているそうです。
14名の参加者の皆さんは、始業点検、死角、運転姿勢など、午前中に運転の基本を確認。
昼食の後、広いフラットコースや滑りやすい低ミュー路を走行。
一般の道路なら事故につながる、人、クルマ、環境の限界を体験しました。

特にABSやVSCの制御をONとOFFの状態で走行する低ミュー路のブレーキング、ワインディング低ミュー路走行では、
ふつうの道では試すことのできない運転にトライして、皆さん、限界を越えたクルマの動きやABSやVSCの効果などを
体験していました。
プログラムの終了後、参加した皆さんに感想を伺いました。
「高速フルブレーキングでは、ブレーキを踏んだとき、衝撃というか、思った以上にショックがあって、おどろきました。
実際、ふだんの道で体験してからでは遅いというか、今回、モビリタで体験できてよかったです。」
「ABSもVSCも、やはり安全性が高いことを実感しました。今回の体験をお客様にリアルに伝えられると思います。」
「今までの運転姿勢はラクな感じだったんですけど、これからは何かに備えるような運転姿勢じゃなきゃいけないと思いました。」
「VSCは、安心を買うみたいなもので、お世話にならない運転をしなくちゃと
思います。」
特に、印象に残ったプログラムは何ですか?という質問に、
飲酒運転の疑似体験という答えが多かったのは、すこし意外でした。
理由を尋ねてみると、答えは概ね共通していて
「あれほど感覚がマヒするものだとは思っていなかった。」とのこと。
飲酒運転の危険性を再認識した方が多かったようです。

最後に、今回の体験が、どんなところに役立ちそうか質問してみました。
「仕事のときはもちろん、日ごろの運転で、まわりの状況を見るようになると思います。」
「本来の慎重な運転を忘れがちなことに気がつきました。自分にもまわりにも安全な、やさしい運転をしたいと思います。」
などなど、頼もしい答えが返ってきました。
クルマのプロとして社会に一歩踏み出した彼ら。
そのやさしさや誠実な人柄が運転にも表れて、
まわりの人に伝わるようになるといいですね。
皆さんの成長に、今回の体験がプラスになったら、うれしいです。
いかがでしたか、モビリタの企業・団体1日コース。
クルマと安全と仕事。ふだん、職場で何気なくクルマを使っている皆さん、
一度、モビリタで運転を見つめ直してみませんか。

さて、いよいよ夏本番ですね。
この季節の長距離ドライブは、強い日差しにさらされて思った以上に疲労を招きます。
こまめに休憩して水分を補給しましょう。
気温とガソリンの値段は、しばらく高いところで落ち着きそうですが、
クルマに乗ったら後席でも必ずシートベルトをして、安全運転でいきましょう。

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